札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピㇼカコタン)

アイヌ民族の歴史や文化に触れ、先住民族を学べる体験型施設

北の大地に先住し、独自の文化を育んできたアイヌ民族の生活や歴史、文化を楽しみながら学べる施設。札幌のアイヌの人々が制作した数々のアイヌ民族伝統民具を、その場で見て、触れて、体験できる日本初の先住民族の施設だ。サッポロピㇼカコタンとは、アイヌ語で「札幌の美しい村」という意味。展示室には伝統衣服や民具など約300点が展示されており、実際に手にとって見ることもできる。刺繍や木彫り、編み物などアイヌの伝統的な制作が無料で体験できるコーナーや衣装体験記念撮影ができるコーナーもある。詳しくは公式サイトにてご確認ください。

古式舞踊やアイヌ料理を楽しめる交流イベントなど、年間行事も要チェック!

サッポロピㇼカコタンでは、儀式や交流イベントも開催(展示室以外は入場無料)刺繍や木彫りなどのアイヌ文化体験講座も開催している。アイヌ文化に触れたあとは、向かいにある小金湯温泉(湯元小金湯、湯元旬の宿まつの湯)で日帰り入浴を楽しむのもおすすめ。

1月上旬
アシㇼパノミ(新年を迎える儀式)

チセ(家屋)での儀式終了後、アイヌ民族古式舞踊(輪踊り)体験を実施。儀式や祝宴、親戚が集まったときなどに踊る輪踊りは、祖先や神々に敬意と感謝を表す意味も。ぜひ参加してみて。

6月
コタンノミ(家と村の無事を祈る儀式)

チセ(家屋)での儀式終了後、アイヌ民族古式舞踊(輪踊り)体験を実施。

5~翌年3月
交流イベント

アイヌ民族古式舞踊やアイヌ音楽の演奏、クワリ(仕掛け弓)の実演、DVD上映、切り絵の制作体験・投げ槍突きなどのアイヌの子ども遊びを楽しめる。 ※イベントの日時は公式サイトをご覧ください。

インカルシベ・アイヌ民族文化祭

アイヌの代表的な楽器「ムックㇼ」と「トンコリ」のコンテストが開催されるほか、アイヌ舞踊団体による舞踏公演やユーカラ(叙事詩)など、さまざまなアイヌ文化伝統音楽が楽しめる。

展示室

展示室

オヒョウの木の内皮から作った伝統衣服「アットゥㇱ」や民具など約300点が展示されているほか、展示物の解説動画がアイヌ語クイズなどがある。撮影も可能。

歴史の里

歴史の里

昔アイヌ民族が住んでいたチセ(家屋)やヘペㇾセッ(小熊の飼育檻)、プ(倉)などが当時のように再現されている。大自然の中で暮らしていたアイヌの人々の生活をうかがい知れる。

札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピㇼカコタン)

住所
札幌市南区小金湯27
営業時間
8時45分~22時(展示室と屋外展示は9時~17時)
定休日
月曜、祝日、毎月最終火曜、年末年始
料金
入館無料、展示室観覧料は有料→中学生無料
観覧料一般200円(180円) 高校生100円(90円)
※2025年4月1日から、一般350円(300円)高校生・大学生150円
※( )内は団体料金20名以上~適用
電話
011-596-5961
公式サイト
https://www.city.sapporo.jp/shimin/pirka-kotan/index.html