空沼岳

6つの沼が点在する親しみやすい山。緩やかな登山道でハイキングにも最適

標高1,251mの空沼岳は初心者でも登りやすく、札幌市民から特に親しまれている山の一つ。冬はスキー登山が行われるなど、年間を通して登山客やハイキング客が多く訪れる。山頂付近は支笏洞爺国立公園の第1種特別地域に指定され、札幌市街や恵庭岳、支笏湖、羊蹄山などを見渡すことが出来る。周辺には山の名の由来とされる「空沼」をはじめ大小6つの沼があり、「万計(ばんけい)沼」「真簾(みす)沼」「青沼」からは登山道が通じている。登山口から約8kmの緩やかな登山道を歩けば3時間半ほどで頂上へ。途中でエゾシマリスも可愛らしい姿を見せてくれるはずだ。

夏の札幌観光でしたいこと総まとめ|特集
山頂からの眺め

山頂からの眺め

山頂から見える支笏湖、恵庭岳、風不死(ふっぷし)岳の雄大な景色。晴れていれば羊蹄山や、反対側には扇のように広がる札幌の街並みをくっきりと見渡すことができる。気軽に登れる山だが、山頂付近では気温が下がるので要注意。

万計荘

万計荘

万計沼のほとりには、山小屋「万計山荘」が設けられている。避難小屋としても利用でき、1年中開放されている。このあたりはヒグマの生息地でもあるため、クマよけのスプレーや鈴を持って歩くようにしよう。

真簾沼

真簾沼

「万計山荘」から山頂までの道のりの、ちょうど中間くらいに現れるのが「真簾沼」。紅葉シーズンなど湖畔には絵画のような風景が広がる。休憩地点としてもちょうどよいので、無理をせず休みながら登山できる。

空沼岳

住所
札幌市南区簾舞
電話
011-622-5111(石狩森林管理署)
公式サイト
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/
備考
※営業時間・定休日などの詳細はHPを御覧ください。