北海道立三岸好太郎美術館
木立が茂る庭にたたずむ、アトリエのような美術館
札幌出身で日本近代洋画史を彗星のごとく駆けぬけ、わずか31才で夭逝した画家、三岸好太郎(みぎしこうたろう)の作品を収蔵し、その画業を紹介する個人美術館。遺族から220点の作品が北海道へ寄贈されたのを機に、1967年に「北海道立美術館」(三岸好太郎記念室)として開館。1983年には三岸好太郎のアトリエのイメージを取り入れた同館を現在地に建設し、新たに開館した。三岸好太郎の生涯にわたる代表的作品を展示する所蔵品展を中心に、三岸の芸術をさまざまな角度からとらえた特別展のほか、講演会や音楽会なども開催されている。