北海道開拓の村

明治・大正時代の北海道の姿を伝える、54haもの広大な野外博物館

野幌森林公園内にある「北海道開拓の村」は、北海道開基百年を記念して開設された野外博物館。明治、大正、昭和初期と3つの時代にかけて北海道開拓時代の産業や生活、文化を伝える歴史的建造物を全道各地から移築・復元し保存している。村内を市街地・農村・山村・漁村の4エリアに分け、当時の情景も再現しているので、一歩入れば100年以上前の北海道にいる気分が味わえる。夏は馬車鉄道、冬は馬そりで巡るのがおすすめ。開拓当時の文化を体験できる、伝統遊具づくりやわら細工講習なども随時開催。冬季限定の「冬の生活体験」は開拓時代の冬の厳しい暮らしを知る絶好の機会。

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馬そり

馬そり

村内を走る夏の馬車鉄道が冬は馬そりに。開拓時代から戦後まで冬の北海道の重要な交通手段だった馬そり。ドサンコと呼ばれる馬が白い息を吐きながら大きなそりを引く様子は開拓時代の原風景だ。毎年12月の積雪時~3月の土曜・日曜、祝日、さっぽろ雪まつり期間中に運行。大人250円、子ども100円。

旧札幌警察署南一条巡査派出所

旧札幌警察署南一条巡査派出所

1885(明治18)年に札幌創成橋付近に建てられた派出所。建築当時は木造だったが、その後レンガ造りとなる。現在、村内市街地群に移築され、昔の制服を着たお巡りさんが常駐。記念撮影場所として人気だ。建物のレンガは小口面と長手面を一段ずつ交互に積むイギリス方式を採用している。

開拓の村食堂

開拓の村食堂

名物の「いももち」をはじめ、みそおでんや豚汁などを盛り込んだ「屯田兵定食」、ジンギスカンなどが味わえる。120席のゆったりとした空間で、開拓時代めぐりの休憩を。営業時間は5月~9月が10時~17時、10月~4月が10時~16時30分、定休日は開拓の村に準ずる。

北海道開拓の村

住所
札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
営業時間
5月~9月 9時~17時
10月~4月 9時~16時30分
※最終入村は閉村の30分前まで
定休日
5月~9月 無休
10月~4月 月曜(祝日・振替休日の場合は、翌日)、12月29日〜1月3日 休村
※さっぽろ雪まつり期間の月曜日は開村
料金
一般・高校生・大学生 1,000円 (10名以上の団体の方はお一人800円)
※中学生以下・65歳以上の方、身体に障がいのある方は無料
※馬車鉄道・馬そり乗車料 250円(3歳以上)
※車椅子、ベビーカーの貸し出し、授乳室あり
※高校生は、土曜日・こどもの日・文化の日・10名以上の学校団体の場合、無料です。
※道民割 800円
※年間パスポート 1,800円
電話
011-898-2692
公式サイト
https://www.kaitaku.or.jp/