札幌市バリアフリー観光
冬のモデルコース⑤
冬の札幌をアクティブに楽しむ
冬の札幌をアクティブに楽しみたい方におすすめのコースです。モニターには車いす利用者の方にもご参加いただき、屋内だけでなく冬の屋外アクティビティも体験していただきました。
このモデルコースでは、高齢者や障がい者をモニターとしたモニターツアーを実施し、そのツアーを通じて検証した、バリアフリー情報、旅行を楽しむためのポイント、ツアー実施中に得られた気付き、そしてモニターのリアルな 声を施設ごとに掲載しています。
これにより、旅行の準備から当日までの行動をより具体的にイメージできる内容となっています。

Asian Bar RAMAI 札幌中央店

人気のスープカレー店
「ラマイの」スープカレーはチキンベースのスープで、キャベツも沢山入っていることが特徴です。
ライスはインドネシアではポピュラーな「ナシクーニン」。 数種類のスパイスをベースに、ココナッツ風味に仕上げています。
店内の座席には仕切りを多く使用し、大き目のテーブルが用意されており、ゆったりとくつろいで食事が楽しめます。
照明を少し暗めに落とし、様々な調度品や絵画が配置されており、インドネシア・バリ島の雰囲気を味わえます。
座席数は112席と多く、店内はフラットで車いすも利用しやすいです。




【ポイント】
隣に立体駐車場があり、車いす専用スペースも完備。座席数が多く、団体でも利用しやすい店舗です。エントランスに少し段差がありますが、店内はほぼフラットで移動しやすい構造になっています。
ほぼ全卓が半個室のゆったり席で、椅子はベンチシートや背もたれ付き椅子など卓により異なります。
【気付き】
札幌名物のスープカレーは行列ができる店が多い中、席数が多いこの店舗は観光客に便利だと感じました。
また、隣に立体駐車場があり、1階の車いす専用駐車場からスムーズにアクセスできる点も魅力的でした。
【参加者の声】
店内が広く、車いすでも余裕をもって移動可能。ソファ席へ移乗できる方ならさらに快適に利用できます。
チキンスープカレーは絶品で、札幌らしさを満喫できました。自動精算機は車いすでも使いやすい高さで、トイレや入口も広く、バリアフリーに配慮された店舗だと感じました。
Asian Bar RAMAI 札幌中央店

住所:札幌市中央区南4条西10丁目1005-4 コンフォモール札幌 1F |
電話:011-211-0697 |
公式HP:http://www.ramai.co.jp/ |

大倉山ジャンプ競技場

展望台から札幌の大パノラマを一望
展望台から「これぞ札幌」と感じられる市街地の景色を一望することができます。冬ならではの白銀の世界が、眼下に広がります。夏場はジャンプ台滑走路横にラベンダーが咲き、展望台に向かうリフトの乗車中に眺められるのも楽しみのひとつです。身障者がリフトに乗車する際は、一時停止対応してくれます。




【ポイント】
競技場正面入り口そばに4台分の身障者用駐車スペースがあります。車いす利用者もリフトへの移乗が可能な方は、2人用リフトで山頂へ行くことができます。リフト乗り場で車いすを預け(折りたたみ可能な車いすであれば山頂へ持って行くことが可能)、山頂駅で貸出用の車いすを利用可能です。(1台)障害者割引も適用されます。
【気付き】
高齢者や車いす利用者にとってリフト乗車は難しいと思われがちですが、一時停止対応があるため安心して利用できます。山頂でなければ見られない絶景が広がっており、ぜひ体験してほしい施設です。
【参加者の声】
リフト体験では、車いす使用者も乗車できるよう、一時停止対応があり、安全に乗ることができました。展望台到着後は、移乗用の車いす(1台)も用意されており、移乗可能な方であれば比較的スムーズに利用できました。
展望台では、車いす使用者は1階ベランダのみの利用ですが、座ったままでも大通公園などの景色を楽しめます。
大倉山ジャンプ競技場

住所:札幌市中央区宮の森1274 |
電話:011-641-8585 |
公式HP:https://okurayama-jump.jp/ |
※ピクトグラムは山麓の情報です |

札幌オリンピックミュージアム
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オリンピックやパラリンピックの歴史と感動を身近に体感できる施設として、またウィンタースポーツの普及と発展を目的に開設されました。
パラリンピックワールドのコーナーでは、パラリンピックが誕生したきっかけや競技として発展した歴史やその精神を、冬季パラリンピックの競技やルールなどとともに、パネルや映像で知ることができます。実際に選手が使用した競技用具も展示しています。
また、ウィンタースポーツをゲーム感覚で体験できるシミュレーターでは、モニターを活用したスキージャンプなど、ウィンタースポーツの疑似体験ができます。
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【ポイント】
多目的トイレやエレベーターが完備され、身障者用駐車場も利用可能です。障害者割引が適用されるほか、シミュレーターを使った冬の競技の体験ができ、車いす利用者向けのシミュレーターも用意されています。
【気付き】
車いす利用者もほぼすべての展示を見て楽しめる設計でした。
また、シミュレーターを活用したスポーツ体験はユニークで、車いす利用者向けにスキージャンプ競技などが専用コントローラーで楽しめるようになっており、誰もが楽しめる工夫が充実しています。
【参加者の声】
トイレは清潔で、多目的トイレも広く、使いやすい設計でした。展示物は車いす利用者の視線に合わせた高さに調整され、説明文も多言語対応されていました。
また、スキージャンプなどの体験は、車いす利用者もゲームコントローラーで体験でき、一緒に楽しめる点が魅力的でした。エレベーターも手すり・鏡付きで、移動しやすい環境が整っていました。
札幌オリンピックミュージアム

住所:札幌市中央区宮の森1274番地 |
電話:011-641-8585 |
公式HP:https://sapporo-olympicmuseum.jp/ |
※搾乳室は札幌オリンピックミュージアムアネックス1階にあります。 (利用可能時間:10:00~16:00、毎週水曜閉館) |

ホテルライフォート札幌
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札幌市の中心に位置し、中島公園と豊平川に囲まれた季節が薫るホテルです。北海道の豊かな食を堪能しながら、楽しいひと時を過ごすことができます。
バリアフリールームを完備しています。


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【ポイント】
車いす対応のバリアフリールームがあり、立体駐車場の1階には車いす専用駐車場を完備しています。
※台数に限りがありますので、事前予約をおすすめします。
食事会場は車いす利用者が使いやすい高さに設計されています。
【気付き】
駐車場があり、車で訪れる際も安心です。地下鉄すすきの駅へのアクセスも1駅で便利です。
バリアフリールームは引き戸タイプの自動ドアで、浴室にはバスマットやシャワーチェアが完備されています。タオル置き場の高さも車いす利用者向けに調整されていました。
【参加者の声】
部屋は広く、車いすでも余裕をもって移動・回転が可能でした。自動ドアと自動施錠の鍵があり、安全で便利でした。
バスルームは車いすでも入れる広さで、バスタブには2本の手すりがあり、介助者と一緒に入れるスペースも確保されています。
トイレにはボタン式の水流機能や緊急呼び出しボタンがありました。
朝食はバイキング形式で、料理の高さや通路の広さも車いす利用者向けに調整されており、快適に食事が楽しめました。
ホテルライフォート札幌

住所:札幌市中央区南10条西1丁目 (中島公園前) |
電話:011-521-5211 |
公式HP:https://hotel-lifort-sapporo.jp/ |

ノルベサ(nORBESA)

人気ラーメン店や寿司屋などの飲食店、ボウリング場やカラオケといったアミューズメントが軒を連ねる商業施設です。目印はなんといっても屋上に設けられた観覧車で、ゆっくり10分かけて1周します。ゴンドラはバリアフリー対応で、車いすのまま乗車可能です。




【ポイント】
福祉割引があり、観覧車は車いすのまま乗車可能です。
内部のシートにはヒーターが完備され、寒さ対策が施されています。乗り場のあるフロアには車いす対応トイレも設置されています。
【気付き】
中心街で車いす対応の観覧車に乗れるのはユニークな体験で、観光スポットとして魅力的です。さらに、夜遅くまで営業しているため、すすきのでの食事の前後に気軽に楽しむことができます。
【参加者の声】
ノルベサの観覧車は車いす利用者も安心して乗車できる設計で、乗降時には観覧車を一時停止し、段差をなくして乗れるため、安全に利用可能でした。スタッフの対応も親切で、リラックスして楽しむことができました。
観覧車からの景色は美しく、すすきのの街並みを一望できる点が魅力的でした。
また、館内は通路が広く、車いすでも移動しやすい環境でした。観覧車までの道中にはスロープが整備され、館内には多目的トイレも完備されているため、安心して利用できました。
ノルベサ(nORBESA)

住所:札幌市中央区南3条西5丁目1-1 |
電話:011-261-8875(観覧車ノリア) |
公式HP:https://www.norbesa.jp/ |

北海道しゃぶしゃぶ大地

北海道の美味しい食材のしゃぶしゃぶを手軽に食べられるお店をすすきのに、をテーマに小さなお子様がいるご家族でも、車いすの方でも、気兼ねなく美味しいラムしゃぶを楽しめる場所をすすきのに、との想いでオープンされたお店です。
北海道ならではのラムしゃぶや、甘みと旨味の強い薄野あかね豚しゃぶなど、北海道しゃぶしゃぶ大地でしか味わえない魅力があります。
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【ポイント】
入口や店内はフラットで、移動しやすい設計です。
車いす対応トイレも完備されており、座席の種類も豊富で、人数や用途に応じて選べます。予約も可能です。
料理はしゃぶしゃぶのほか、道産の海鮮などメニューも充実しています。
【気付き】
すすきので北海道の食を楽しめるバリアフリー対応の飲食店は貴重であり、車いす利用者にとって便利な選択肢だと感じました。
また、地下鉄すすきの駅から徒歩2分とアクセスが良好です。
個室もあり、落ち着いた空間で美味しい食事を楽しめるのも魅力的です。
【参加者の声】
店内は車いすで入りやすく、通路も広いため移動がスムーズです。
個室スペースも広く、ゆったりとした空間で食事を楽しめました。
ラムしゃぶの食べ放題は大満足で、サイドメニューや飲み物の種類も豊富で飽きずに楽しめました。
また、トイレはスロープ付きで入りやすく、車いす利用者も安心して利用可能でした。
北海道しゃぶしゃぶ大地

住所:札幌市中央区南4条西3丁目第3グリーンビル 2F |
電話:011-511-8188 |
公式HP:https://hokkaido-shabu-shabu-daichi.net/ |



千歳鶴 酒ミュージアム

札幌唯一の蔵元「千歳鶴」の直営売店
1872年創業の札幌唯一の蔵元千歳鶴の直営売店「千歳鶴 酒ミュージアム」には、ここでしか手に入らない蔵元限定酒をはじめ、その場で瓶詰めしてくれる生酒など銘酒が各種販売されています。
休み処では地元で人気の千歳鶴の酒粕を使用した「酒粕ソフトクリーム」やコーヒー、甘酒を味わうことができます。




【ポイント】
入り口にはスロープがあり、館内はほぼフラットで移動しやすい設計になっています。また、車いす対応トイレが完備されています。施設のすぐ裏には駐車場があり、アクセスも便利です。
【気付き】
札幌唯一の蔵元ということで、お酒が好きな方にはおすすめの観光スポットです。中心街から車で気軽に行ける距離にあり、駐車場も完備されているため便利です。さらに、歴代首相の色紙などの展示物もこの店ならではの魅力です。
【参加者の声】
玄関は広く、車いすでも十分に移動可能です。
店内にはスロープが設置され、通路スペースや商品棚の高さも車椅子利用者に配慮された設計になっていました。
日本酒好きには魅力的なスポットで、日本酒が苦手な方でも酒粕ソフトなどの楽しめる商品があり、幅広い人が楽しめる施設でした。
また、市街地にあり、アクセスしやすい立地も魅力的です。
千歳鶴 酒ミュージアム

住所:札幌市中央区南3条東5丁目2番地 |
電話:011-221-7570 |
公式HP:https://nipponseishu.co.jp/chitosetsuru/museum/ |

ブルワリーパブ BREWERY 1876と煙突広場(サッポロファクトリー)

サッポロビール発祥の地に建つ、ブルワリー
明治9年(1876年)、サッポロビールの前身である「開拓使麦酒醸造所」が誕生し、1世紀以上を経たいま、創業の地の一角で創業時と同じ水脈の伏流水を使い、当時の味わいを目指して醸造しています。
店内はフラットなので、車いすで店内に入り、クラフトビールを楽しめます。




【ポイント】
館内には車いす対応トイレが完備され、優先駐車場も利用可能です。
煙突広場はロードヒーティングが施されており、冬でもスムーズに移動できます。また、館内では車いすの貸し出しも行われております。
【気付き】
ブルワリーでは、ここでしか味わえない特別なビールが楽しめるのが魅力です。また、煙突広場はロードヒーティングが施されているため、冬でも快適に記念撮影ができます。
【参加者の声】
車いす専用駐車スペースが完備され、満車時は「思いやりスペース」に駐車可能な配慮がありました。
館内は通路やエレベーターが広く、車いすでもスムーズに移動可能で、障がい者用トイレも十分な広さが確保されていました。
また、旧ビール工場の面影が残る建造物が点在し、歩くだけでも楽しめる施設でした。
ブルワリーの玄関にはスロープがあり、店内も車いすで移動しやすいスペースが確保されていました。
ブルワリーパブ BREWERY 1876と煙突広場(サッポロファクトリー)

住所:札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリーレンガ館 1F |
電話:050-5448-6290 |
公式HP:https://brewery1876.com/ |

札幌市中央卸売市場 場外市場

海鮮丼目当てに毎日多くの旅行者で賑わう
市場で競り落とされた海産物・農産物を、新鮮なまま購入したり、その場で味わることができます。 食堂ではサケやイクラ、カニなど海鮮好きにはたまらないメニューばかりで、外国語マップの用意に加え、敷地内の多くが平屋で車いすでの移動も可能です。

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【ポイント】
駐車場が完備されており、共用スペースには車いす対応トイレも設置されています。
【気付き】
市場内には車いすでも通りやすい広い通路が確保されており、買い物や食事を存分に楽しめる環境が整っています。
また、店員さんが店の前で声をかけてくれるため、中に入れない店舗でも会話しながら購入できる配慮があり、ここならではの魅力を感じました。
【参加者の声】
市場内の通路は広く、車いすでもスムーズに移動可能でした。
冷蔵庫の商品も座ったままでも見やすい高さに配置されている店舗が多く、快適に買い物を楽しめました。
利用したラーメン店では、カウンター席が車いす利用者に適した高さに設計され、通路も広く移動しやすい環境でした。
また、メニューや調味料も手の届く範囲に配置され、提供時も車いす利用者が受け取りやすいよう配慮されていました。
市場内のバリアフリートイレは広さも十分で、安心して利用できる設計でした。
札幌市中央卸売市場 場外市場

住所:札幌市中央区北11条西21丁目 |
電話:011-621-7044(札幌市場外市場商店街振興組合/9時~15時) |
公式HP:https://www.jyogaishijyo.com/ |

※交通機関利用の障がい者割引について
JR:自動券売機(近距離きっぷ機能)で販売する小児乗車券によりご利用いただくこともできます。詳しくは「障害者割引制度のご案内」をご確認ください。
地下鉄:券売機にて福祉料金のきっぷを購入して乗車してください。
バス:運転手に障がい者手帳を提示してください。
札幌市の障害者割引等については、札幌市のHPをご確認ください。
※移動時間は目安です。2025年2月時点での平日の時刻表を参考にしておりますので、必ず旅行日の時刻表でご確認ください。
また、営業時間や定休日などは事前に各施設のHP等をご確認ください。
モデルコースのお問い合わせ先
(一社)日本UD観光協会 https://www.juta.jp/?p=1888