札幌市バリアフリー観光
 冬のモデルコース④
さっぽろ雪まつりを満喫する

車いす利用者、視覚障がいのある方と一緒にさっぽろ雪まつりを楽しむおすすめのモデルコースです。会場近くで昼食をゆったりと楽しんだ後、すすきの会場と大通公園会場を半日で巡る、ご高齢の方や障がいのある方に配慮した内容となっています。
モニターには、車いす利用者、視覚障がいのある方にご参加いただきました。
このモデルコースでは、高齢者や障がい者をモニターとしたモニターツアーを実施し、そのツアーを通じて検証した、バリアフリー情報、旅行を楽しむためのポイント、ツアー実施中に得られた気付き、そしてモニターのリアルな 声を施設ごとに掲載しています。
これにより、旅行の準備から当日までの行動をより具体的にイメージできる内容となっています。

SAPPORO STREAM HOTEL 「BAR & GRILL Splish」

バイキング会場

北海道の食材を楽しめるランチブッフェのあるレストランです(ブッフェは朝食とランチのみ、ディナーはコースやアラカルトメニューあり)。
スタッフの温かさに触れる居心地は、行きつけのカフェのよう。おしゃれで開放感のあるバー&グリルです。
ホテル7階からの眺望が楽しめる。座席数は160席あり、予約が可能です。
きざみ食対応については事前に相談してください。

席と眺望
食事風景(視覚)
動線
食事風景(車いす)

【ポイント】
地下鉄に直結した大変アクセスが良い場所にあります。車いす対応のトイレがあり、テーブル席は車いすの方も快適に利用できます。店内はバリアフリーで、テーブル・椅子の配置がゆったりとしており、通路幅も広めです。

【気付き】
通路幅がしっかりと確保されており、車いす利用者や視覚障がい者が自分自身で料理を選びながら楽しむことができました。ランチでは、お盆の設置はないとの事でしたが、依頼すると直ぐに対応してくれました。不便は無いか等の声かけも多く、好印象でした。

【参加者の声】
○視覚障がい
通路幅が広く、介助者と2列で歩けスムーズに移動ができました。
○車いす利用
店内に車いす対応のトイレがあり、快適に利用できました。
○共通
通常は昼の時間帯にお盆の提供がありませんが、介助者が必要なことを伝えたところ、柔軟に対応してもらえました。席やビュッフェスペースが広く、通常の飲食店よりもゆとりを感じました。道産の食材や、北海道ならではの料理など豊富なメニューは美味しく、満足度が高かったです。

SAPPORO STREAM HOTEL 「BAR & GRILL Splish」

住所:札幌市中央区南4条西4丁目1番1 SAPPORO STREAM HOTEL 7F
電話:011-206-7350
公式HP:https://www.tokyuhotels.co.jp/sapporostream/restaurant/splish/index.html

さっぽろ雪まつり(すすきの会場)

氷像

「氷を楽しむ・触れる」をテーマに、ウエルカムゲートをくぐると大・中氷像が「すすきの」のネオンの輝く幻想的な世界が広がります。
好評の魚入り氷像をはじめ、氷彫刻コンクール会場の氷像等60基が展示されています。
お問い合わせに対応できるインフォメーションやフォトサービスがあります。2025年は会場内に飲食ブースも登場。
会場に隣接した歩道はロードヒーティングとなっている部分が多く、移動時の不安が緩和されます。

歩道の移動(白杖・車いす -正面から-)
susukino ice world2025
歩道の移動(車いす -横から-)
さかな入り氷像前

【ポイント】
特定の日時には「歩行者天国」となり、氷像を間近で見ることができます。近隣の商業施設には車いす対応のトイレがあります。見学前にトイレタイムを取るなど、観光しやすい工夫をしました。

【気付き】
昼間の早い時間帯は比較的空いており、記念撮影をしながらゆっくりと楽しむことができました。歩道はロードヒーティングと除雪のおかげで、車いすでも移動しやすかったです。

【参加者の声】
○視覚障がい
除雪がされており、昼間のせいか混雑もある程度落ち着いていたので、歩きやすかったです。付添い(同行者)の氷像についての情報提供が充実しており、見学を存分に楽しめました。
○共通
雛人形の氷像が珍しく、可愛らしかった。例年は鳥や魚のモチーフが多いため、新鮮に感じました。ビールの氷像は色がついており、綺麗でした。
すすきの会場は初めて訪れましたが、どの作品もクオリティが高く、感激しました。

さっぽろ雪まつり(すすきの会場)

住所:南4条通から南7条通までの西3・4丁目線(札幌駅前通)市道
電話:011-518-2005(一般社団法人すすきの観光協会)
公式HP:https://www.snowfes.com/sites/susukino/

さっぽろ雪まつり(大通会場4丁目〜11丁目)へ

※途中でカフェ等で、暖を取れるよう休憩をお勧めします

小さな雪だるまと記念写真

1950年に地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に展示したことで始まった「さっぽろ雪まつり」は、今では国内外から200万人以上が訪れる札幌の冬の一大イベントです。
高さ10mを超える大雪像5基を中心として、中小雪像、市民雪像、ウィンターアトラクションが展開されています。夜間のプロジェクションマッピングをはじめとする光の演出も見どころです。

地下鉄改札の使いやすさ
会場内観光案内所とボランティアハウス
大通公園3丁目に面した地下鉄駅直結エレベーター
カフェにて休憩

【ポイント】
会場へは地下通路や駅エレベーターの利用が便利です。会場内に車いすが借りられるボランティアハウスがあります。会場以外にもカフェ等の商業施設が、車道を挟んで点在しています

【気付き】
車いす利用のお客様は、年々増えています。
車いすの方の雪道移動に、キャスター用スキーを使ったところ便利でした。 
見たい会場にピンポイントで行きたい時、車道を挟んだ歩道を使って移動すると楽でした。

【参加者の声】
○視覚障がい
氷の椅子・滑り台・着ぐるみと握手など楽しめるコンテツが多くありました。
○車いす利用
車いすのキャスター用スキーを付けたおかげで雪上の移動がスムーズでした。
○共通
大雪像は大迫力、プロジェクションマッピングでさらに立体的に見え感動しました。
市民雪像のクオリティが高く素晴らしかったです。
国際広場は制作過程や、デザインなど見ていて楽しかったです。
物販店が多く、楽しめるコンテンツが沢山ありました。

さっぽろ雪まつり(大通会場4丁目〜11丁目)

住所:札幌市中央区大通1丁目〜11丁目
電話:011-281-6400 さっぽろ雪まつり実行委員会(札幌観光協会内)
公式HP:https://www.snowfes.com/sites/odori/

※ 大通会場(4丁目~11丁目)を見学後、天候や疲れ具合から①と②どちらかを選ぶこともできます。
①大通会場で、プロジェクションマッピングを見てから札幌駅まで戻る
②札幌駅まで戻る

大通会場5丁目大雪像

会場と車道を挟んだ歩道(ロードヒーティング)
夜のイベント会場
大通会場内(夕刻)移動

※交通機関利用の障がい者割引について
JR:自動券売機(近距離きっぷ機能)で販売する小児乗車券によりご利用いただくこともできます。詳しくは「障害者割引制度のご案内」をご確認ください。
地下鉄:券売機にて福祉料金のきっぷを購入して乗車してください。
バス:運転手に障がい者手帳を提示してください。
札幌市の障害者割引等については、札幌市のHPをご確認ください。


※移動時間は目安です。2025年2月時点での平日の時刻表を参考にしておりますので、必ず旅行日の時刻表でご確認ください。
また、営業時間や定休日などは事前に各施設のHP等をご確認ください。


モデルコースのお問い合わせ先
(一社)日本UD観光協会 https://www.juta.jp/?p=1888