エドウィン・ダン記念館

ダンが伝道した畜産技術と志を今に。130年前の牧場事務所が記念館へ

エドウィン・ダンは、明治期に北海道開拓使によってアメリカから招かれた外国人指導者のひとり。北海道における畜産業の普及・発展に努め、酪農、乳製品・食肉の加工技術、大型農具を用いて農作業を行う技術などを伝えた。建物は、ダンによって真駒内に開拓史牧場が開かれた時の事務所として1880年に建てられたもの。1964年に解体予定となっていた同事務所の保存とダンの功績を後世に残すため、有志が現在地に移築し記念館とした。展示資料には、史実だけではなく、当時の開拓苦労エピソードも数多く紹介、ダンの人柄やフロンティア精神を感じることができる。

展示室

展示室

ダンの史実は、道内の著名洋画家である一木万寿三(いちき ますみ)氏が描いた油絵23点と解説で展示。他にも種畜場の模型、当時の貴重な写真やダンゆかりの遺品などが展示されており、彼の功績をたどることができる。

エドウィン・ダン記念公園

エドウィン・ダン記念公園

記念館の東側にはエドウィン・ダン記念公園(旧真駒内中央公園)があり、ダンの銅像が立てられている。この地は牧牛場の牧舎を建てたダンにゆかりの深い場所。園内にはカモが住むひょうたんの池もある。

エドウィン・ダン記念館

住所
札幌市南区真駒内泉町1-6
駐車場
なし
電話
011-581-5064
公式サイト
https://www.city.sapporo.jp/minami/doboku/edwindun.html
備考
※営業時間・定休日などの詳細はHPを御覧ください。