モエレ沼公園

モエレ沼公園でアートとカメラを楽しむ“おさんぽ旅”

彫刻家イサム・ノグチにより、公園全体が一つの彫刻作品として設計されたモエレ沼公園。元廃棄物処理場が、23年の歳月を経て札幌を代表するアートパークとして再生しました。その雄大な姿は「大地の彫刻」と呼ばれ、訪れる時間や移り変わる季節によって、様々な表情を見せてくれます。
モエレ沼公園は、アートやレジャーを楽しめる他、近年ではカメラを楽しむ方たちも注目するスポット。カメラを片手にあなたのとっておきの一枚を撮りにでかけませんか?
「ようこそ さっぽろ」がおすすめの写真スポットと楽しみ方をご紹介します。


モエレ沼公園を象徴する建築物「ガラスのピラミッド」

三角面と四角錐の立方体が組み合わされたガラスの建築物「ガラスのピラミッド」は時間ごとに映りこむ景色が変わり、様々な表情を見せてくれます。外観を撮影するなら青空が映える昼間に撮影するのもおすすめですが、イチ押しは夕焼けが映る夕方の時間帯。グラデーションに染まる空がガラスに映り、芸術的な1枚がおさめられますよ。 また、「ガラスのピラミッド」の室内は開放感のある空間が広がっています。光が差し込む室内をキレイな風景を背景に撮影するのも良いですね。

さらに、施設内には、ランチボックスなどの軽食がテイクアウトできるショップや世界的にも評価が高い本格フランス料理を楽しめるレストランもありますよ。

どこを切り取っても絵になるモエレ山!

「モエレ山」は、モエレ沼公園の中でも最大の大きさを誇る造形物。高さ52mの山頂へは、直線や曲線ルートがあります。麓からお好みのルートを入れてモエレ山を撮影するのがおすすめです。夏の青空と緑のコントラストが美しい、あなたならではの1枚を撮影してみて。また、山頂からは、モエレ沼公園を一望することもできるので、開放感のある景色を望めるのも良いですね。

水と光が織りなす造形美を写真におさめよう

モエレ沼公園の中央に位置する「海の噴水」は、最大25mまで水が噴き上がる様子を撮影するのがおすすめ。1日3~4回、40分のロングプログラムと15分のショートプログラムがあり、ダイナミックな水の造形美が楽しめますよ、夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気になるのも魅力。

モエレ沼公園・早わかりMAP&楽しみ方

モエレ沼公園は札幌市北東部にあり、270万tの廃棄物を埋め立てた後に造成された約1.89k㎡の都市公園。1982(昭和57)年に着工され、基本設計は日系アメリカ人のイサム・ノグチが手掛けたことでも知られています。1988(昭和63)年末にノグチが死去した後は、彼の財団監修のもとノグチの遺志を継いで計画を続行し、実に23年の歳月を経て2005(平成17)年7月に完成しました。春にはサクラが咲き、夏はモエレビーチがオープン。秋にはカラマツが黄葉し、冬はクロスカントリースキーと、一年を通して魅力のある公園は地元民のみならず、観光スポットとしても人気です。











まずは標高62mのモエレ山に登って公園の全貌を見よう

三角形のシルエットが美しいモエレ山には、山頂に続く5つのルートがあり10分ほどで登ることができる。まずは山頂から、眼下に広がる札幌市街地や公園の全貌を見渡そう。

モエレ沼公園のシンボル、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」

モエレ沼公園のシンボルとも言える施設。館内には、イサム・ノグチを映像や書籍で紹介するギャラリー、各種イベントや会議に利用できる多目的スペース、フレンチレストラン、モエレ沼公園オリジナルグッズを販売するショップがある。開館時間・休館日は時期により異なるので詳細は公式ウェブサイトを確認。

レンタサイクルで公園を一周

外周約3.7kmの広大なモエレ沼公園を訪れたら、レンタサイクルで主要施設を回ってみよう。大人・子ども用の普通車のほか、乳幼児用バスケット付き自転車がある。(4月29日〜11月3日、有料)

ショーのような海の噴水を見学

直径48mの噴水池に、最大25mまで水が噴き上がる。ダイナミックな水の動きは、生命の誕生や宇宙を表現。4月下旬~10月中旬の期間限定で「水の彫刻」を見ることが出来る。4~5月の土曜、日曜、祝日と6月~10月は、夜になると色とりどりの照明による夜のライトアップも。雨天時は中止の場合あり。(開催時間は公式ホームページをチェック)

ランチボックスをテイクアウトしてピクニック

園内にはランチボックスなど軽食をテイクアウトできる売店があるので、お手軽ピクニックはいかが?※テイクアウトショップ panier(パニエ)4月中旬〜11月初旬営業、月曜休み

イサム・ノグチの作品で遊ぼう

モエレ沼公園には彫刻家イサム・ノグチがデザインした遊具が126基点在し、作品に登ったり滑ったりして遊ぶことができる。子どもにとっての遊び場は、大人にとってアート鑑賞の場でもある。

春はサクラの森でお花見

約2,300本のサクラが植樹されているサクラの森。森の中には7つの遊具エリアがあり、イサム・ノグチがデザインした遊具126基が設置されている。子どもが思う存分遊べる、家族連れに人気の花見スポット。札幌のお花見スポットは「札幌のお花見情報」を参照。

夏はモエレビーチで水遊び

ノグチが海辺をイメージしてデザインした、珊瑚で舗装された「モエレビーチ」。ごく緩やかな、すり鉢状の浅い水遊び場だ。3ヵ所の噴き出し口から湧き出した水は、波紋を描きながら消えてゆく。開放期間は6月~8月末、時間は10時~16時、木曜定休。

秋は一流花火師の花火を見よう

広大な敷地を生かし、花火と音楽をシンクロさせた「モエレ沼芸術花火」が開かれるのは秋。国内各地の花火師が集結し、日本の伝統と最新技術を駆使した空のアートを間近で観賞できる。※花火は有料(詳しくは公式ホームページをチェック)

冬はソリやスノーシュー、歩くスキーをレンタル

冬のモエレ沼公園は人気の雪遊びスポット。ガラスのピラミッド1Fにあるショップでは、ソリ、長靴、スノーシュー、クロスカントリースキーなどをレンタルできる。モエレ山頂上から眺める札幌の雪景色も格別。札幌でできる雪遊びは、こちらの特集を参照。

⑪体力に自信があるなら市街地からポロクルで行こう!

モエレ沼公園に出かけるにはレンタカーか公共交通手段が一般的だが、体力に自信がある方は、自転車で向かってみよう。市内40カ所以上の専用駐車場で自由に貸し出し・返却ができるレンタサイクル「ポロクル」を利用すれば、ガラスのピラミッドの駐輪場に停められる。札幌中心部から公園までは片道約1時間30分〜2時間ほど。(公園で自転車を返却することはできないのでご注意を)。近くの「さっぽろさとらんど」や、「モエレ天然温泉たまゆらの杜」にも約10分〜15分で足を延ばせる。 (詳しくは公式ホームページをチェック)

モエレ沼公園

住所
札幌市東区モエレ沼公園1-1
営業時間
ゲート開放時間
東入口ゲート 7時~22時(入場は21時まで)
西入口ゲート 7時~19時
南入口ゲート 7時~19時
定休日
無し ※園内各施設は定休日あり
料金
入園無料
電話
011-790-1231
公式サイト
http://moerenumapark.jp/