旧永山武四郎邸

北海道開拓の祖が暮らした邸宅。和洋折衷の建築様式の先駆け

1880年頃(明治10年代前半)に建てられた、第2代北海道庁長官・永山武四郎の私邸。ツツジやイチイの木が茂る庭園に囲まれて建つ邸宅の内部は、純和風書院座敷と洋風応接室がつながる和洋折衷様式。開拓時代に多く見られた西洋建築技術を取り入れた住宅の先駆け的存在だ。北側の2階建て建築は、永山氏逝去後に三菱鉱業セメント株式会社が買い取って敷設した洋館。木造平屋の永山邸部分とは対照的に白木と緑の屋根のコントラストが目を引く。永山氏は退官後、上京して貴族院議員を務めたが、1904年(明治37年)に死去。遺言に従って、遺骨は札幌に戻された。

旧永山武四郎邸

住所
札幌市中央区北2条東6丁目
電話
011-232-0450
公式サイト
https://sapporoshi-nagayamatei.jp/
備考
※営業時間・定休日などの詳細はHPを御覧ください。